「あの人は昔の方がよかった」という前に。例えばユーミンとか
松任谷由実以降の楽曲より、
荒井由実時代のほうが好き。という声は
よく耳にする。
でもそれって、どうなんだろうってずっと思っていて。
はい、わたくし、ユーミンの40年来の
ファンです。
藤井風も同じで、
「昔の素朴な感じがよかった」という声がある。
しかし、世界へ向けて歌い始めたら、
世界観が変わっていってついていけない。
みたいなのもSNSで目にしたり。
でも、ちょっと待って。
変わったのは彼女や彼だけじゃなくて
聴いている私たちだって変わっていってるよね。
20代にしみた歌詞が、
50代の自分にはピンとこないこともあるし、
逆に昔はよくわからなかった曲が、
今になってじんわりくることだってある。
これって、音楽の話だけじゃないけれど。
長年連れ添った夫婦でも、
ずっと仲良しの友人でも、
「昔のあなたの方がよかった」と
ふと思う瞬間があるかもしれない。
でもそれは相手が悪くなったわけじゃなくて、
お互いが別々のペースで、
別々の方向に変わっていっているだけなんじゃないかな。
変化は裏切りじゃない。
変化は、生きている証拠。
だから私は、
ユーミンの荒井時代も松任谷時代も、
藤井風の以前の雰囲気も今の姿もいいと思う。
だって、どちらにも好きな曲があるし。
ちなみに
私自身も「以前の方がよかった」って
思われてるかもしれない(笑)
でも、それはしょうがない。
私も変わり続けているから。
今度誰かに「昔の○○の方がよかった」と
言いそうになったとき、
ちょっとだけ考えてみて。
あなたも、あの頃とは違う人になっていない?
