50代から人生が面白くなる人、ならない人。
人生後半は、「使命」よりも大切なものがある。
50代になって、いちばん驚いたのは老化でも体力の衰えでもなかった。
「自分が何を楽しみにしているのか、よくわからない」
そんな感覚にふと気づいた瞬間があって
これが、いちばんびっくりしたことだった。
20代の頃に描いていた「老後の絵」
20代の頃、60代になったらこんな生活をしているだろうと、なんとなく思い描いていた。
仕事もひと段落して、好きな場所へ旅行して。
ハワイで2ヶ月ぐらいのんびり過ごして。
友達と美味しいものを食べ歩いて。
でも実際に50代になってみると、その絵がちょっとリアルじゃないことに気づく。
ちょっとどころじゃなく、論外だと(笑)
毎日ハワイにいるわけにもいかないし、
グルメツアーばかりしていたら
お財布も体力も、ソッコー悲鳴をあげる(笑)
じゃあ、何を楽しみに毎日を過ごすのか。
50代になってはじめて、その問いが現実味を帯びてきた。
ようやく「自分」のことを考えられるタイミング
50代って、不思議な年代。
子育てがひと段落したり、
仕事に少し余裕が出てきたり。
「で、私はどうしたいんだろう?」
そう問える時間が、ようやくやってくる…。
いや、もちろん高齢の親ごととか、自分や家族の定年問題とか
懸案事項は抱えたままだけど。
健康寿命のデータを見ると、女性は70代半ばまで元気に過ごせる人が多いそう。
今50歳なら、まだ20年はある。
しかも「家族のため」ではなく、
純粋に「自分がどう生きたいか」を考えていい時間。
こんな時間は、人生の中でそうそうないような。
「使命」なんて大げさなものじゃなくていい
そこで大切なのは、大きな「使命」を探すことじゃないと私は思っている。
起業やボランティアなどの社会貢献とか、ライフワークでもなくていい。
「今日はこれがあるから楽しみ」
そう思える予定がひとつあるだけで、毎日の景色は変わってくる。
好きなことでも、誰かの役に立てることでも、小さな学びでも。
カタチはなんでもOK。
週に一度の習い事でも、
気になっていたワークショップに申し込むだけでも、昔、好きだったことを久しぶりに再開してみるでも。
「楽しみがある毎日」と「楽しみがない毎日」では、同じ時間でも、積み重なると全然違う場所に連れていかれる。
出会いも違ってくるし。
一番もったいないのは、考えたまま時間が過ぎること
私が見ていてもったいないなと感じるのは、「何か始めたいなぁ」と思いながら、言いながら3年、5年と時間だけが過ぎてしまうケース。
その間に自分の体調が変わったり、親の介護が始まったりする確率もかなり高い。
人生は、自分の予定どおりに進まなさすぎる~(涙)
だからこそ「元気に、ある程度自由に動ける今」という時間は、思っている以上に貴重。
「もう遅いかな」という言葉が頭をよぎることもあるけれど、遅いかどうかより、
動かないまま時間だけが過ぎるほうが、ずっと後悔が大きい気がする。
動いてみてはじめてわかること
私自身も、50代になってから始めたことがある。
お金の勉強。
正直、めんどくさいし、なんとなく「私には難しい」と思って、見て見ぬふりを。
でもあるとき、「NISAって何?」とふと思って。このまま知らないまま過ごすのもどうかな、と。
それだけのことで、勉強をスタート。始めてみたら、思っていたより難しくなかったのでちょっとホッとした(眉間にしわがよるぐらい難しいイメージだったので)。
そして何より、「知らなかったことを知る」という感覚が、思いのほか気持ちよくて。
今振り返ると、「遅ればせながらでも始めて本当によかった!」って感じ。
もちろん、「もっと早く始めてれば」とも思うけど、それは“たられば”だから(笑)
あなたが最近、ちょっと気になっていることは?
「いつか始めよう」と思っているものが、頭の片隅にあるとしたら。それってもしかしたらもう始め時かも。
まず、ひとつだけ紙に書いてみてください。
「最近なんとなく気になっていること」を。
私の場合は“それ”が「NISAって結局何?」だった。
その入り口から入ってみると、想像よりは難しくなくて…。それより、長年「めんどくさい」と遠ざけていたものが、意外と自分の味方だったと知ったことの方が、よっぽど大きな収穫だったわけで。
今、あなたの「それ」は、何ですか?
お読みいただきありがとうございます。
「今あるもので」動ける自分になるヒントをお届けします。
